2025年8月15日(金)
FX:米景気の減速やFRBへの信認低下が、いずれドル売り呼び込む
ドル/円:147.18、ユーロ/ドル:1.1703、ユーロ/円:172.25 (NY17:00)
為替はドル安が進行、前日の生産者物価指数(PPI)が予想以上の大幅な伸びとなったことを受けて米長期金利の上昇が続く中にも関わらず、ハイテク銘柄を中心とした米株の下落を嫌気する形でドルにリスク回避の売りが膨らんだ。トランプ大統領が半導体に対する関税が200%を超える可能性を示唆するなど、関税に対する先行き不透明感が改めて高まったこともドルの上値を重くした。ドル/円は東京から売りが先行、147円台前半まで値を切り下げての推移となった。ロンドンに入っても流れは止まらず、146円台後半まで下げ幅を拡大。その後は売りも一服となったものの、147円をやや割り込んだあたりで上値の重い展開が続いた。NYに入ってもしばらくは動きが見られなかったが、中盤以降は一転して買い意欲が強まり、午後には147円台前半まで値を回復。その後は動意も薄くなり、同水準でのもみ合いが続いた。
ユーロ/ドルは東京から買いが先行 、1.16ドル台後半まで値を切り上げる展開となった。ロンドンに入っても買いの勢いは衰えず、NY朝には1.17ドル台まで上げ幅を拡大。中盤には買いも一服となったものの、大きく売りに押し戻されることもなく、午後にかけて1.17ドルをやや上回ったあたりでの推移が続いた。ユーロ/円は東京から売りが先行、171円台後半まで値を切り下げての推移となった。ロンドンに入ってからも同水準で方向感なくもみ合う展開が継続、NY朝からは一転して買い意欲が強まり、172円台前半まで値を回復した。午後には買いも一服、やや上値の重い展開となった。
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株式:まだしばらく買いの勢い残るも、その後流れは弱気に傾く
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 45159.91 | 45203.52 | 44897.98 | 44946.12 | ↑34.86 | |
S&P 500種 | 6477.38 | 6481.34 | 6441.85 | 6449.80 | ↓18.74 | |
ナスダック 総合指数 | 21709.34 | 21716.18 | 21567.46 | 21622.98 | ↓87.69 | |
ラッセル2000種 | 2304.20 | 2304.99 | 2279.57 | 2286.52 | ↓12.56 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 9月限 | 45120 | 45371 | 44981 | 45040 | ↑43 | |
CME:S&P500 9月限 | 6489.25 | 6508.75 | 6461.50 | 6471.50 | ↓19.00 | |
CME:NASDAQ100 9月限 | 23888.75 | 23963.00 | 23734.50 | 23804.00 | ↓126.50 |
NY株式はダウ工業平均が反発となる一方、S&P500種とナスダック総合指数は下落。前日の生産者物価指数(PPI)が強い伸びとなったことを背景とした長期金利の上昇が重石となる中、ハイテク銘柄を中心に売りが優勢の展開となったものの、ダウ平均は構成銘柄のユナイテッド・ヘルスをバークシャー・ハサウェイ社が4-6月期に大量保有していたこ都が明らかになったことを受けて急伸したことが下支えとなった。ダウ平均は寄り付きから買いが先行、早々に200ポイント台後半まで値を切り上げる展開となった、売り一巡後は一気に売りに押し戻される格好となり、小幅ながらもマイナス転落するに至ったものの、押し目では買い意欲も強く、しっかりと下げ止まり。中盤以降は再び投影を強める格好となり、午後には100ポイント台後半まで上げ幅を回復した。引けにかけて改めて売りに押される展開となったが、最後までプラス圏は維持したまま取引を終了した。
セクター別では、ヘルスケアにしっかりと買いが集まったほか、金鉱株も上昇。生活必需品も底堅く推移した。一方で半導体や銀行株は大幅に下落、保険や情報にも売りが膨らんだ。ダウ銘柄では、ユナイテッド・ヘルス(UNH)が11.98%の上昇となったほか、セールスフォース(CRM)やアムジェン(AMGN)にもしっかりと買いが集まった。一方でシスコ・システムズ(CSCO)は4.47%の下落、スリーエム(MMM)やキャタピラー(CAT)、ゴールドマン・サックス(GS)の下げも2%を超えた。
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2025年8月14日(木)
FX:米景気の減速が本格的に進むようになれば、流れはドル安
ドル/円:147.75、ユーロ/ドル:1.1647、ユーロ/円:172.09 (NY17:00)
為替はドル高が進行。7月の米生産者物価指数(PPI)が予想を大きく上回る伸びとなったことを受け、インフレの高止まり懸念からFRBの大幅利下げ期待が後退する中、米金利の上昇につれてドルに買いが集まった。ドル/円は東京から売りが先行、146円台半ばまで値を切り下げてのもみ合いとなった。午後には146円台前半まで下げ幅を拡大したものの、ロンドンに入ると買いが優勢となり、146円台半ばに戻しての推移が継続。NYではPPIの発表を受けて買い一色の展開となり、147円台後半まで一気に値を切り上げる展開。午後には一時148円の節目をうかがう場面も見られた。
ユーロ/ドルは東京では1.17ドルの節目をやや上回ったあたりでのもみ合い、午後からは売り圧力が強まり、1.16ドル台後半まで値を切り下げた。NY早朝にかけては改めて買い意欲が強まり、1.17ドル近辺まで値を回復したものの、その後PPIが発表されると改めて売りが加速、昼には1.16ドル台前半まで一気に下げ幅を拡大した。午後にはやや値を持ち直し、1.16ドル台半ばでの推移が続いた。ユーロ/円は東京から大きく売りが先行、ロンドンに入ると171円の節目割れを試すまで一気に値を切り下げる展開となった。その後は売りも一服、171円台前半まで値を持ち直しての推移。NYに入ると一転して買い意欲が強まり、中盤には172円台を回復。午後には値動きも落ち着き、172円をやや上回ったあたりでのもみ合いが続いた。
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株式:インフレ高止まりや景気減速懸念強まる中、流れは弱気に傾く
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 44890.84 | 44948.70 | 44690.50 | 44911.26 | ↓11.01 | |
S&P 500種 | 6453.46 | 6473.92 | 6441.07 | 6468.54 | ↑1.96 | |
ナスダック 総合指数 | 21649.21 | 21766.29 | 21627.13 | 21710.67 | ↓2.47 | |
ラッセル2000種 | 2304.49 | 2304.49 | 2279.86 | 2299.08 | ↓28.98 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 9月限 | 45025 | 45100 | 44770 | 44997 | ↓28 | |
CME:S&P500 9月限 | 6485.00 | 6496.00 | 6453.25 | 6490.50 | ↑1.75 | |
CME:NASDAQ100 9月限 | 23927.75 | 24007.75 | 23793.25 | 23930.50 | ↓16.00 |
NY株式はダウ工業平均とナスダック総合指数が小幅反落となる一方、S&P500種は続伸、僅かながらも史上最高値を更新した。朝方発表された7月の生産者物価指数(PPI)が予想を大きく上回る伸びとなったことから、インフレに対する懸念が改めて高まる中で売りが先行したものの、押し目では買い意欲も強く、午後からはしっかりと値を回復した。ダウ平均は寄り付きから売りが先行、早々に200ポイントを以上値を切り下げる展開となった。売り一巡後は買い戻しが集まり、ジリジリと値を回復したものの、プラス転換することなく息切れ。中盤にかけては改めて売り圧力が強まり、昼過ぎには日中安値を更新するまでに下げ幅を拡大した。その後は一転して買い意欲が強まり、午後遅くには小幅ながらプラス転換する場面も見られたものの、それ以上の動きは見られず。引けにかけては前日終値近辺でのもみ合い、最後はややマイナス圏で取引を終了した。
セクター別では、薬品株や銀行株に買いが集まったほか、一般消費財やコミュニケーションも堅調に推移。一方で金鉱株や通信、運輸株、工業株、素材などは軟調に推移した。ダウ銘柄では、アマゾン・ドットコム(AMZN)が2.86%の上昇となったほか、マクドナルド(MCD)やJPモルガン・チェース(JPM)も1%を超える伸びを記録。一方でスリーエム(MMM)は2.22%の下落、ホーム・デポ(HD)やシスコ・システムズ(CSCO)、セールスフォース(CRM)にも売りが膨らんだ。
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