2025年7月2日(水)
FX:米景気が本格的に減速してくる中、流れはドル安に傾く
ドル/円:143.61、ユーロ/ドル:1.1798、ユーロ/円:169.42 (NY17:00)
為替は対円を中心にドルが小幅高。ベトナムとの貿易交渉が成立したことや株高の進行が支えとなる中で投機的なドル買いが先行したものの、一方ではADPの民間雇用数が約2年ぶりの前月比マイナスとなるなど、景気や雇用の減速に対する懸念の高まりが重石となり、上げ幅は限定的なものにとどまった。ドル/円は東京から買いが優勢、ロンドンに入ると一段と騰勢を強める格好となり、144円台前半まで値を切り上げた。NYに入るとADPの発表を受けて143円台半ばまで急反落したものの、その後トランプ大統領がベトナムとの貿易交渉成立を発表すると買いが集まり、144円台を回復。中盤以降は再び上値が重くなり、午後遅くには143円台半ばから後半のレンジ内でのもみ合いが続いた。
ユーロ/ドルは東京から売りが優勢、ロンドンに入ると下げ足を速め、1.17ドル台半ばまで値を切り下げた。NYでは1.17ドル台半ばから後半のレンジ内で、方向感なく上下を繰り返す展開。中盤以降は買い意欲が強まり、1.18ドルの節目近辺まで値を切り上げたが、それ以上の動きは見られず。午後からは同水準でのもみ合いが続いた。ユーロ/円は東京から買いが優勢、169円台前半から半ばのレンジ内でのもみ合いが続いた。ロンドンに入ると買い意欲が強まり、169円台後半まで上げ幅を拡大。その後は一転して売りに押し戻される格好となり、NYに入ると169円の節目近辺まで値を崩した。売り一巡後は169円台半ばまで値を回復、中盤から午後にかけては動意も薄くなった。
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株式:まだしばらく買いの勢い続くも、中長期的な流れは弱気
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 44455.66 | 44557.82 | 44354.01 | 44484.42 | ↓10.52 | |
S&P 500種 | 6193.88 | 6227.60 | 6188.29 | 6227.42 | ↑29.41 | |
ナスダック 総合指数 | 20184.37 | 20397.22 | 20181.74 | 20393.13 | ↑190.24 | |
ラッセル2000種 | 2199.66 | 2226.79 | 2194.26 | 2226.38 | ↑28.84 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 9月限 | 44809 | 44961 | 44641 | 44776 | ↓31 | |
CME:S&P500 9月限 | 6247.75 | 6276.50 | 6235.50 | 6275.00 | ↑26.25 | |
CME:NASDAQ100 9月限 | 22694.50 | 22854.00 | 22582.00 | 22843.00 | ↑150.25 |
NY株式はダウ工業平均が小幅反落となる一方、S&P500種とナスダック総合指数は反発、再び史上最高値を更新した。朝方発表されたADP民間雇用数が約2年ぶりに前月比マイナスとなったことが嫌気される一方、ベトナムとの間で関税交渉が成立したことが投機的な買いを呼び込んだ。ダウ平均は寄り付きから売りが先行、100ポイントを超えるまでに値を切り下げての推移となった。中盤にかけてはトランプ大統領がベトナムとの合意成立を発表したことを受けて買い意欲が強まり、プラス圏を回復したものの、早々に息切れ。昼には再び売りに押されマイナス転落、その後は引けにかけてややマイナス圏に入ったあたりで方向感なくもみ合う展開が続いた。
セクター別では、半導体やエネルギー関連に買いが集まったほか、銀行株や金鉱株、情報、運輸株も堅調に推移した。一方でヘルスケアや公益株、通信は値を下げた。ダウ銘柄では、ナイキ(NKE)が4.06%の上昇となったほか、エヌビディア(NVDA)やアップル(AAPL)、アムジェン(AMGN)も2%を超える伸びを記録した。一方でユナイテッド・ヘルス(UNH)は5.70%、トラベラーズ(TRV)は3.62%それぞれ大きく下落、IBM(IBM)やコカ・コーラ(KO)もの下げも1%を超えた。
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2025年7月1日(火)
FX:米景気が本格的に減速するにつれ、流れは一段とドル安に傾く
ドル/円:143.39、ユーロ/ドル:1.1806、ユーロ/円:169.27 (NY17:00)
為替はドル安が進行。今月9日に関税交渉の期限が迫る中、先行きの不透明感が改めて材料視される中でドルに売りが膨らんだ。米減税法案が上院で可決された後には、長期金利の上昇につれてドルに買いが集まる場面も見られたが、一時的な動きにとどまった。ドル/円は東京から売りが優勢、143円台後半までレンジを切り下げての推移となった。ロンドンに入ると一段と売り圧力が強まり、NY朝には142円台後半まで下げ幅を拡大。その後は売りも一服、減税法案の上院通過後には143円台後半まで値を回復したものの、午後遅くには売りに押し戻され1143円台前半まで値を下げた。
ユーロ/ドルは東京では1.17ドル台後半を中心としたレンジ内でのもみ合い、ロンドンに入ると買い意欲が強まり、1.18ドル台前半まで値を切り上げた。NYでは一転して売りに押し戻される格好となり、昼過ぎには1.17ドル台半ばまで反落。その後は買い戻しが集まり、1.17ドル台後半まで値を回復した。ユーロ/円は東京では169円台半ばのレンジ内でのもみ合い、午後からロンドンにかけては売り圧力が強まり、168円台半ばまで値を切り下げた。売り一巡後は168円台後半まで値を戻しての推移、NYに入るとジリジリと買い意欲が強まり、午後には169円台半ばまで値を回復した。
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株式:まだしばらく買いの流れ続くも 、中長期的には弱気に転じる
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 44061.49 | 44604.15 | 44013.54 | 44494.94 | ↑400.17 | |
S&P 500種 | 6187.25 | 6210.78 | 6177.97 | 6198.01 | ↓6.94 | |
ナスダック 総合指数 | 20290.61 | 20339.05 | 20105.42 | 20202.89 | ↓166.84 | |
ラッセル2000種 | 2165.63 | 2218.59 | 2160.63 | 2195.49 | ↑20.46 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 9月限 | 44348 | 44916 | 44285 | 44807 | ↑418 | |
CME:S&P500 9月限 | 6245.75 | 6261.50 | 6227.25 | 6248.75 | ↓5.00 | |
CME:NASDAQ100 9月限 | 22867.50 | 22914.75 | 22594.50 | 22692.75 | ↓200.50 |
NY株式はダウ工業平均が続伸となる一方、S&P500種とナスダック総合指数は反落。減税法案が上院で可決されたことを好感する形で投機的な買いが集まる一方、ハイテク銘柄にはポジション調整の売りが膨らんだ。ダウ平均は寄り付きから買いが先行、中盤にかけてしっかりと値を切り上げる格好となり、昼過ぎには上げ幅も500ポイントを超えるまでに拡大した。買い一巡後は売りに押し戻される格好となったものの、押し目ではしっかりと買いが集まり、早々に下げ止まり。引けにかけては高値圏を維持してのもみ合いが続いた。
セクター別では、運輸株や素材に大きく買いが集まったほか、銀行株やヘルスケアもしっかりと値を切り上げた。一方でコミュニケーションや情報は売りが先行、半導体も軟調な展開となった。ダウ銘柄では、ユナイテッド・ヘルス(UNH)が4.54%の上昇となったほか、アムジェン(AMGN)やシャーウィン・ウィリアムズ(SHW)、メルク(MRK)、ナイキ(NKE)も大きく値を伸ばした。一方でエヌビディア(NVDA)は2.97%の下落、IBM(IBM)やマイクロソフト(MSFT)も1%を超える下げを記録した。
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