2025年5月16日(金)
原油:需要低迷で流れは弱気に傾くも、地政学リスクには注意
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
NYMEX:WTI原油 6月限 | 61.70 | 62.71 | 61.25 | 62.49 | ↑0.87 | |
NYMEX:WTI原油 7月限 | 61.22 | 62.18 | 60.78 | 61.97 | ↑0.82 | |
NYMEX:RBOBガソリン 6月限 | 2.1347 | 2.1496 | 2.1181 | 2.1418 | ↑0.0074 | |
NYMEX:暖房油 6月限 | 2.1672 | 2.1820 | 2.1350 | 2.1406 | ↓0.0254 | |
ICE-EU:ブレント原油 7月限 | 64.70 | 65.54 | 64.18 | 65.41 | ↑0.88 | |
OPECバスケット (5/15) | 63.62 | ↓2.40 |
NY原油は反発。前日までの下落の反動もあり、投機的な買い戻しが相場を主導する展開となった。株高の進行が支えとなったほか、ウクライナの停戦交渉やイランの核交渉が難航するとの見方が浮上したことも、追加制裁によって生産が落ち込むとの懸念につながった。7月限は夜間取引から買いが優勢、ややプラス圏に入ったあたりを中心にもみ合う展開となった。通常取引開始後もしばらくは動きが見られなかったが、中盤にかけてあらためて騰勢を強めると、62ドル台まで一気に上げ幅を拡大。昼には買いも一服となったものの、最後まで高値圏を維持したまま取引を終了した。
NY石油製品はガソリンが反発となる一方、暖房油は続落。相場は夜間取引では前日の流れを継いだポジション整理の売りが先行、軟調な展開が続いた。通常取引開始後は売りも一服、ガソリンにはジリジリと買いが集まり、午後にはプラス転換しての推移となったが、暖房油は売り圧力が後退せず、最後まで上値の重い展開が続いた。
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天然ガス:しばらく需要低迷が重石も、中長期的な流れは強気
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
NYMEX:天然ガス 6月限 | 3.372 | 3.449 | 3.305 | 3.334 | ↓0.028 | |
NYMEX:天然ガス 7月限 | 3.728 | 3.790 | 3.666 | 3.692 | ↓0.025 | |
NYMEX:天然ガス 8月限 | 3.820 | 3.875 | 3.763 | 3.788 | ↓0.023 | |
NYMEX:天然ガス 12月限 | 4.738 | 4.774 | 4.690 | 4.717 | ↓0.009 |
NY天然ガスは小幅続落。目先中西部や北東部で平年を下回る気温が続くとの予報が出る中、季節的な需要の低迷が引き続き相場の重石となった。6月限は夜間取引からこれまでの流れを継いだ売りが優勢、ややマイナス圏に入ったあたりでのもみ合いとなった。朝方からは流れが一転して買いが先行、通常取引開始後に上げ足を速めると一気にプラス圏を回復、3.40ドル台半ばまで値を切り上げたものの、早々に息切れ。中盤にかけては再びジリジリと売りに押し戻される格好となり、最後はマイナス圏で取引を終了した。
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金:激しい上下繰り返す展開続くも、景気が本格的に減速なら弱気
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
COMEX:金 6月限 | 3243.5 | 3255.8 | 3156.4 | 3187.2 | ↓39.4 | |
COMEX:金 8月限 | 3271.6 | 3282.8 | 3183.7 | 3214.4 | ↓39.7 | |
COMEX:銀 7月限 | 32.795 | 32.865 | 31.980 | 32.354 | ↓0.326 | |
COMEX:銅 7月限 | 4.6820 | 4.6980 | 4.5690 | 4.5935 | ↓0.0900 | |
NYMEX:プラチナ 7月限 | 994.2 | 996.8 | 982.9 | 990.2 | ↓5.2 | |
NYMEX:パラジウム 6月限 | 964.0 | 971.0 | 953.5 | 959.6 | ↓7.4 |
NY金は反落。米中が関税を大幅に引き下げ、貿易交渉を開始したことを受けて市場に楽観的な見方が強まる中で安全資産としての需要が後退、株価が上昇を嫌気する形で軟調に推移した。ミシガン大消費者指数が弱気のサプライズとなったことにも、特に大きな反応は見られなかった。6月限は夜間取引から売りが優勢、早朝にかけて下げ足を速めると、朝方には3,150ドル台まで一気に値を崩す展開となった。その後は売りも一服、通常取引開始後には3,180ドル台まで値を回復してのもみ合いとなったものの、流れを強気に変えるには至らず。引け前には3,190ドル台まで値を切り上げたが、最後は再び上値が重くなった。
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2025年5月15日(木)
原油:景気減速やOPECプラスの増産重石となり、流れは弱気
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
NYMEX:WTI原油 6月限 | 62.88 | 62.91 | 60.47 | 61.62 | ↓1.53 | |
NYMEX:WTI原油 7月限 | 62.40 | 62.46 | 60.08 | 61.15 | ↓1.53 | |
NYMEX:RBOBガソリン 6月限 | 2.1497 | 2.1526 | 2.0978 | 2.1344 | ↓0.0356 | |
NYMEX:暖房油 6月限 | 2.1892 | 2.1929 | 2.1336 | 2.1660 | ↓0.0401 | |
ICE-EU:ブレント原油 7月限 | 65.42 | 65.42 | 63.44 | 64.53 | ↓1.56 | |
OPECバスケット (5/14) | 66.02 | ↑0.64 |
NY原油は続落。イランとの核交渉が順調に進んでいるとのトランプ発言を受けて供給不安が後退する中、前日の流れを継いだポジション整理の売りが相場を主導した。7月限は夜間取引から売りが先行、ロンドンに入ると60ドルの節目近辺まで一気に下げ幅を拡大する展開となった。その後は売りも一服となり、朝方には61ドル台半ばまで値を回復。通常取引開始後には改めて上値が重くなったものの、61ドルを割り込んだあたりでは買い意欲も強まり、しっかりと下げ止まり。中盤以降は再び騰勢を強め、61ドル台前半まで値を回復してのもみ合いが続いた。
NY石油製品は反落、原油安の進行につれてポジション整理の売りが膨らんだ。相場は夜間取引から売りが先行、ロンドン時間に入ると一段と下げ幅を拡大する展開となった。売り一巡後もしばらくは安値近辺でのもみ合い、朝方からは一転して買い意欲が強まり、昼にかけてしっかりと値を回復したものの、プラス転換するには至らず。午後には改めて売りに押し戻された。
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天然ガス:夏場の冷房需要やLNG輸出への期待から、流れは強気
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
NYMEX:天然ガス 6月限 | 3.467 | 3.499 | 3.342 | 3.362 | ↓0.130 | |
NYMEX:天然ガス 7月限 | 3.793 | 3.832 | 3.701 | 3.717 | ↓0.108 | |
NYMEX:天然ガス 8月限 | 3.896 | 3.924 | 3.798 | 3.811 | ↓0.106 | |
NYMEX:天然ガス 12月限 | 4.782 | 4.821 | 4.718 | 4.726 | ↓0.068 |
NY天然ガスは続落。季節的な需要の低迷が改めて材料視される中、前日の流れを継いだポジション整理の売りが相場を主導した。在庫統計で予想通りながら大幅な積み増しが確認されたことも弱気に作用した。6月限は夜間取引から売りが優勢、ややマイナス圏に入ったあたりでの推移が続いた。朝方からは上下に不安定に振れるようになり僅かながらもプラス転換する場面も見られたものの、在庫統計発表後は改めて売り圧力が強まり、3.40ドルを割り込むまでに下げ幅を拡大。昼には再び買い戻しが集まるなど、方向感の定まらない状態が続いたが、引けにかけては大きく売りが膨らみ、3.30ドル台半ばまで値を崩した。
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金:貿易交渉や米景気の先行き睨み、激しい上下繰り返す展開続く
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
COMEX:金 6月限 | 3180.8 | 3232.6 | 3123.3 | 3226.6 | ↑38.3 | |
COMEX:金 8月限 | 3209.2 | 3260.0 | 3151.0 | 3254.1 | ↑38.1 | |
COMEX:銀 7月限 | 32.395 | 32.710 | 31.780 | 32.680 | ↑0.236 | |
COMEX:銅 7月限 | 4.6435 | 4.7060 | 4.5715 | 4.6835 | ↑0.0330 | |
NYMEX:プラチナ 7月限 | 982.0 | 995.9 | 968.5 | 995.4 | ↑14.2 | |
NYMEX:パラジウム 6月限 | 953.5 | 975.5 | 937.5 | 967.0 | ↑13.5 |
NY金は反発。米国の貿易交渉に対する不透明感が依然として高いことや、景気減速懸念が改めて下支えとなる中でしっかりと買いが集まった。6月限は夜間取引では前日までの流れを継いだ売りが先行、3,120ドル台まで値を切り下げる場面も見られた。ロンドン時間に入ったあたりから一転して買い意欲が強まり、通常取引開始後にはプラス圏を回復。生産者物価指数や小売売上高が弱気の内容だったことも強気に作用する中、その後も買いの勢いは衰えず、昼過ぎには3,230ドル台まで一気に値を切り上げた。
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