2007年11月25日(日)
一足早いクリスマス [いろいろ]
2ヶ月ぶりの日本出張。
相変わらずスケジュールがびっしりで、
このコラムを更新する時間を見つけるのが一苦労や。
そやけど、出張の楽しみはビジネスももちろんやけど、
懐かしい顔に再会したり、新しい出会いがあったりといった人間関係の構築。
自分に会ってくれる人がおる限り、無理してでも時間を作ってしまう。
もちろん、うまいもんも食わなあかん。
寝る時間が減ってしまうんも無理は無い。
今回は、いつも行く築地のうまい店の他に
新橋で変てこなオヤジのやるうまい店を紹介してもろた。
高輪台の餃子屋もうまかったなー。
ところで、東京の街はもうすでにクリスマス一色やったな。
米国では感謝祭が過ぎてから本格的に飾り付けを始めるから、
結構違和感があった。
まあ、クリスマスもどっちかというたら派手なところだけ採り入れてるんやし、
しゃあないかな。街が綺麗な期間は、長い方がええしな。
他にも今回は色々気がついたことがあった。
忘れんうちにここに書いとかなあかんな。
続きはまたすぐ
Posted by 松
2007年11月2日(金)
単純さが強み [いろいろ]
今週はこっちの金融機関にとっては悪夢のような1週間やった。
メリルリンチに続き、週末にはシティーグループの
トップ退任が決まるっちゅうからすごい。
どっちも元凶はサブプライム問題に絡む大幅損失。
特にメリルの場合は損失計上を先送りする仕組の契約を
ヘッジファンドと結んだと報道されるなど、問題はかなり深刻みたい。
こんな状況でもしたたかに儲けとったんとちゃうかと期待が持たれてた
ゴールドマンサックスも、投資判断を引き下げられるなど、
ほんまに踏んだり蹴ったりの一週間やった。
一年前にはわが世の春を謳歌してたのが嘘みたいやね。
そやけど、大手のトップが二人も辞任するとは、さすがアメリカやね。
不祥事を起こしても、問題解明まではとか、なんだかんだと
理由をつけて辞任を避けようとする日本の社長さんとは大違いや。
まあ、辞めても一生喰っていけるだけの収入も得てるし、
次の仕事もすぐに見つかるやろうから、
今の立場に未練も執着も無いねんやろうけど、
少なくとも端から見てると分かり易いわな。
日本の食品業界のスキャンダルを見てたら、余計にそう思う。
この分かり易さ、単純さちゅうのは、アメリカの大きな強み。
偉くなったらいっぱい給料をもらう、
売上に貢献したらボーナスがいっぱい出る。
会社が赤字になったらすぐにリストラされる。
ルールを破ったら即退場を命じられる。
一方で問題が解決したら復帰の道が開かれる。
どんな人にでもすぐに理解できる、非常に分かり易い仕組みや。
もちろん、人間っちゅうんはそんなに単純なもんでもないし、
何でも割り切って物事を進めてええ訳でもない。
そやけど、ことビジネスに関しては、単純で分かり易い方が強い。
今のように国境を越えて人と金と情報が行き来する時代、
日本の競争力が落ちるんも、無理のない話や。
いきなり全部、というわけにはいかんでも、
少しずつ物事を単純に組み直す作業を
していかなあかんのんとちゃうかな?
特にルールやそれを司る公的機関では、
無理矢理にでもやらなあかん所がいっぱいあると思う。
Posted by 松
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